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アクセサリー作家chigu&白チワワのナナのアトリエ日記

アクセサリー作家chiguのブログです。
アトリエで起こるゆったりエピソードを、chiguとちっちゃなチワワたちがお届けします。
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二匹のチワワ、ごく個人的な奇跡、世界の良い部分のこと

こんにちは〜、ハンドメイドジュエリー・小物を作っているchiguです。

 

先代白チワワのナナたんが私たちのもとから旅立ってから、今日で一年。

午前中、車で買い物に行く道中、紅葉がとても美しい公園のそばを通りました。

一年前の今日、一緒に散歩をした公園。ナナたんと相方と私。

今日と同じように晴れて暖かい日で、ナナたんは朝から表情が良くて、公園を嬉しそうに走っていました。

もう最近はあの子のことを思って泣くことは無かったけれど、

今日はあの紅葉の木々の向こうに幸せな三人が見えるような気がして涙が出ました。ちょっとだけね。

この一年、あの子を思い出さなかった日は一日もありませんでした。

 

さて、今日の本題。このアトリエ日記に書いたものかちょっと悩みもしたのですが、書くことにします。

長い話になります。うまく書けるかな。

 

自分のチワワと一緒に暮らしたい、というのは幼いころからのぼんやりとした夢でした。

家には分厚い『動物の飼い方辞典』という古い本があって、

そこにはレモンと並べて撮影したスムースチワワの写真が載っていました。

大きさの対比だったのでしょうが、レモンと載せるなんてちょっとおしゃれですよね。

世界でいちばん小さい犬種、と説明されたそのチワワに、幼心にすごく惹かれたのです。

 

自分で犬を飼う、というのはやはり大人になってから実現できることですから、

その夢は忘れそうなくらいうっすらしたまま、心の片隅にふわふわしていました。

 

実家の母が茶チワワのナミさんを迎えたときは、「チワワは私が飼いたかったのに!」と思いました。

 

なんだか先を越されて悔しいような、ね。

ナミさんは私たちにチワワの魅力を存分に教えてくれました。

 

何度か書いてきたとおり、ナミさんが縁で白チワワを引き取りませんか、という話を頂いたのはその10年後のこと。

私は社会人になり、賃貸だけれど自分の住まいを持ち、チワワを引き取れる状態になっていました。

この時思いましたよ、願っていたことってこんな風に叶えてもらえるんだって。

もう忘れかけてた夢だったけれど、ちゃんと育てられる私に成長してから、チワワの仔犬が来てくれるなんて。

それが先代の白チワワのナナたん。

ナナたんは私にとって、ただのチワワではなかったのです。

世界は夢を叶えてくれる素敵な場所だということの”しるし”のような存在になったのです。

 

 

ナナたんと暮らすために引っ越しをし、最終的には一緒に快適に暮らせるマンションを買いました。

ナナたんと暮らしている間に、私は公私ともにたくさんの夢を叶えたと思います。

それは”しるし”のナナたんと居ることで、いつも世界の良い部分を信じていることが出来たから。

 

だから一年前、急にナナたんが居なくなってしまったことは、私と世界の良い部分を断裂する出来事でもありました。

本当に急でしたから、なおさらそんな思いが強くなったのだと思います。

なんだか私がとても個人的に強く信じてきたものが無くなってしまったように感じました。

何かが私をひどく裏切ったように思いました。

ナナたんがいないことの悲しみを相方や家族と共有できても、

この個人的な断裂については誰かと話すことはずっと出来ませんでした。

うまく言葉にならなかった。

 

一方で、心を塞いだ私が思いもかけなかったような優しさを友人やアトリエ日記の読者様から頂いて

断裂は決定的なものにならずに済みました。

このときの感謝の気持ちは今も忘れることはありません。

 

そして、友人が、天国で次の人生(?)の準備をするネコの話を教えてくれました。

神様が「また同じ人のところに行きたいんだね」なんて聞き取りをして、次の毛皮選びなんかして・・・。

その話を知った私は、そうだ、ナナたんもまた私たちのところに来てくれるに決まってる!と思って

するとずいぶん明るい気持ちになれました。再会を楽しみにする前向きな気持ちに。

 

ヘンな話ですよね、人間だって犬だって生まれ変わったりするのか、よく分からないですものね。

でも私はこのときの前向きな気持ちが、確信となってしっかり根付いたのを感じていました。

まあね、思い直したりもしましたよ。

自由な魂になったナナたんを縛り付けるような願望は良くないな〜、何しろ律儀だったから気にしちゃうよな〜、

そうね、ナナたん、もう好きにして良いのよ。私たちのところには来たかったら来れば良いのよ。

もっと色んな経験をしたかったら、そうすれば良いのよ。なんてね。本当に真面目に考えてました。

 

相方に「ナナたんが生まれ変わったら来てくれるかな」と話すと、「そうと分かれば良いけどね〜」という話になりました。

私も相方もいわゆるスピリチュアルな直感力ゼロ、といったところ。

ナナたんがせっかく来てくれても、かなり分かりやすいサインが無いとそうと分からないかも知れない。

二人で勝手なことを話し合いました。

「外見で分かりやすいといいね」「ナナたんはよく舌先だけちょろっと出してたから、そのサインだと分かりやすいね」なんてね。

「そんな勝手なこと言って」「そんなうまくやってくれるもんかね」とか

「物わかりの良い子だったから、今度はもっとやんちゃして良いよね」とかね。

 

そうこうしているうちに、やはり仔犬を迎えることにしようということになりました。

どのように迎えるか、ということも、保護犬という選択肢も含めずいぶん検討したのですが

結局、ナナたんを授けてくれた方に「良い子がいたらお願いします」と縁を託すことになりました。

 

小型犬が良い、チワワがより良いけれど、そうでなくても構わない、もちろん色や毛並みもこだわらない。

来たらその子にします。

 

そうお願いしてから数か月。

先代のナナたんが我が家に来てからちょうど10年経った2017年の7月に連絡を頂き、

「7、7とつくからまた名前はナナたんだね」と話しながら会いに行きました。すごくドキドキしながら。

白くて小さなチワワがいました。「わ、同じ白チワワだ!」。

まだ移動してきたばかりだから、1週間はこちらに置いて落ち着いてから、それから引き取って下さいねと言われ

その間は会いに通うことにしました。

「あの子、生まれ変わりなのかな」「同じ毛皮選んだのかな」。

「私たち、直感力が無いから分かりやすくしてくれって散々言ったもんね」「あの子、本当に生まれ変わりなのかな」。

初めてあったその日、ちょっと興奮気味に、かと言って冗談めかして、そんな会話をしていました。

 

そして次の日、また会いに行くと、小さなその子はちょろん、と舌先を出してこちらを見ていました。

いや、まさかね。

こういう不思議なことって、もうちょっとそこはかとない、ふんわりしたものではないのかしら。

こんな分かりやすいサインを次々と出してくるもんかね?!

同じナナちゃんって名前がつく時期に来て、同じ毛皮選んで、舌出して「ほらほら」って言ってくれてるの?

私たちが直感力ゼロだって言い合ってたから?

 

これが、ちび白チワワのナナたんとの出あいです。

 

その先にも後にも、もうちびナナたんは舌先を出すことは殆ど無くて、

やっぱりあれは「ほらほら」サインだったんだね〜ってときどき話しています。

少し前、母がちびナナたんを抱っこしながら

「お前はあのナナちゃんなんでしょ?だったら舌を出して見せなさい」と冗談半分で話しかけたところ

少ししてからちょろっと舌先を出して母の顔を見ていたそうです。

 

まあね、今となっては、ちびナナたんが先代の生まれ変わりかどうかはあまり大した問題では無いんです。

結局のところ先代ナナたんはいつも一緒に居てくれているように感じるし、

ナナたんはナナたん、ちびナナたんはちびナナたんだから。もちろんね。

 

ただ、こうして先代ナナたんは私に「世界は願いをかなえてくれる良いところ」だと教えてくれ、

ちびナナたんは、こんな奇跡を見せてくれ、また世界の良い部分と私をより強く繋いでくれました。

 

この話を聞いた人がどう感じるのか、私には分からない。

 

これはあくまでもごく個人的な、ささやかな物語。

どういうわけか二匹のチワワが私の前に「良き世界との信頼関係のしるし」として登場したことを、

すごく個人的なこととして、だからこそ私だけの大事なこととして、書くことにしたんです。

 

昨日、鉢から落ちたレモンバーベナの葉っぱで遊んでいたちびナナたん。

 

今こうしてアトリエ日記を書いている膝の上で、ちびナナたんが丸くなってぐっすり寝ています。

やんちゃで小さな暴れん坊。甘えん坊でいたずらっ子。

今、一緒に居るね、と毎日感じさせてくれる子。

一緒に居ると、その存在を通して先代ナナたんをどんなに愛していて大事に思っていたかも感じさせてくれる子。

 

先代に引き続き、ちびナナたんがまた特別な存在なのは、こんなわけなのです。

 

 

| chigu | 動物たちのこと | 18:23 | 昨年の記事 | comments(0) |
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