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アクセサリー作家chigu&白チワワのナナのアトリエ日記

アクセサリー作家chiguのブログです。
アトリエで起こるゆったりエピソードを、chiguとちっちゃなチワワたちがお届けします。
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感じ方が以前と違う日

こんにちは〜、先日、クラシックの公演を聴きに行き感動冷めやらぬchiguです。

 

 

行ってきたのはこちら↓

 

 

企画だけでもちろん行きたいな!と感じたのですが

演目のなかにラヴェルの『亡き王女のためのパヴァーヌ』があると知り(大好きな曲)

あの曲のあの出だしを一流のホルン奏者が吹いたらどんなに素敵だろうと思ったら本当にとっても行きたくなって

チケットをとりました。

いつものことだけれどチケットをとってからライブまでの時間も大好き。

楽しみに待っている時間。

ちょっと忘れている時もあって、ふと「あ、そうだ、もうちょっとじゃん!」と思い出したときもすごく嬉しいし。

 

演奏はそりゃもう素晴らしかったです。

 

ラヴェルはもちろん、知らない曲も良く知っている曲も、ぐ〜っと引き込まれて。

あんなによく知っている筈の『白鳥の湖』のメロディでどうして泣きたくなるくらい心を動かされるのか。

馴染みの無い初めて耳にする『ミニマル・ミュージック 11&1』の不思議なリズムとメロディで

どうしてこんなに身体がふわっとするのか。

一瞬一瞬が大切。

 

少し大人になってから、音楽と美術の鑑賞については手間とお金を惜しまないようにしようと決めて

見たい、聴きたいと感じたものには足を運ぶようにしてきました。

何にでも行けば良いというものではない。

勉強とか教養とかということともまったく違う。

評判の展覧会だから行くわけでもない、有名だから見ておいた方が良い、ということでもない。

ただ、これを私は見たい、この公演のその場にいたい、それだけ。

 

そうして展覧会、公演に足を運ぶなかで知ったことが、今回のコンサートで急に言語化されました。

それは、「この演奏はこの場、この瞬間かぎり」だということ。

当たり前に聞こえるでしょ?よく聞く言葉だよね。

でも「生演奏を聴く」「実物を前にする」経験を繰り返し、

ある日小さなホールでラヴェルの美しい調べに心を委ねるなかで、不意に「ああ、この瞬間は今だけ」と切なくなるのは違う。

 

言葉にすれば当たり前のことを痛感するってありそうでなかなか無い体験なのだ。

 

同じメンバーが同じ演目を同じ場所でまた演奏したとしても

私はもう今の私ではないし、メンバーも演奏も場の空気も、同じではない。

その日の演奏が録音されたものを入手できても、もちろん同じに聴こえはしない。

私たちの脳は深く感動したサウンドをいつまでも鮮烈に記憶にとどめておくことはできない、残念ながら。

 

私は今聴いているこの音を二度と体験できない、こんなにも素晴らしいのに。

 

だから、頭をからっぽにして、言葉で考えることもやめて、ただ、聴く。ただ、見る。感じて、踊る。

何かを残そうなんて思わないで、この瞬間だけを大切にする。

素晴らしいものを前にして出来ることってそのくらい。

 

そんなことを実感させてくれた演奏でした。行くことにして良かったよ!

 

 

じつは今、見たい絵の展覧会があって、

少し遠いしお金もかかるし、行こうか行くまいかと悩んでいたんだけれど

悩んでる場合じゃないな〜ってつくづく思いました。

見たい絵は二度と同じように並ばない。

見たいと思う私は二度といない。ね、行かなきゃね!

 

 

| chigu | 日々のこと | 15:07 | | comments(0) |
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