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アクセサリー作家chigu&白チワワのナナのアトリエ日記

アクセサリー作家chiguのブログです。
アトリエで起こるゆったりエピソードを、chiguとちっちゃなチワワたちがお届けします。
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刺繍枠あれこれ
こんにちは〜、ハンドメイドジュエリー・小物を作っているchiguです。

せっかく刺繍の話題が続いていたので、
愛用している道具についてご紹介したいと思います。

刺繍枠について。

刺繍そのものは世界でたくさんの技法がありますが
布を四方からピンと張ってきれいに刺せるようにする、というはじめ方は
多くの技法に共通していることが多いです。
(張らない技法もたくさんあるようです。)

布テープでしっかり枠に固定するものが原始的かつ本格的。
いわゆる職人さんが手掛けるような手法はこのタイプを使うようですね。
PA164548.jpg
え〜と、見やすい画像が無くてすみません。
現在、お見せできない課題が張ってあるのでこのくらいで・・・。
私も先日、習い事を始めたことでこのタイプを入手しました。
教えて頂きながら布を張るだけでかなり時間がかかりました。
たしかにこのように手がかかり、がっちり場所をとる道具は
職人としてのお仕事だったり、趣味でもより本格的な方しか使わないかも知れない。
ちなみに私は
この、自分だけではとても手に負えないように感じていた枠を使うことで
「なんか大人になった気分」を味わいました。
(もう十分オトナなんですけど・・・。)

もうひとつ、こちらは何年も前に趣味のクロスステッチのために購入した枠。
P1185226.JPG
たしかイギリスのものだったと思います。
いわゆる「スクロールフレーム」というものですね。
大きな作品を刺す際に、
上下に余分を巻き取った状態で広い面積を見ながら刺繍することができます。

これの素晴らしいところは、2点。
P1185228.JPG
1点は、横方向のバーには溝が掘ってあり、そこに布をセットして棒で固定することで
布を縫いつけることなく簡単にセットできること。
う〜ん、これは楽ちん。

もう1点は
縦方向のバーにネジが切ってあって、
両端のバーをキュルキュル回すとバーが伸びて布を縦方向にピンと張ってくれること。
布に張りを出すには、ある程度引っ張る力がどうしても必要です。
これを、枠そのものが伸びることで布も引っ張る、という方法で実現したフレームは他にはないと思います。

そして、なんと言っても素晴らしいのは、
それを木製で実現したということ。
クラフトマンシップに溢れた素敵な1品です。

・・・もちろん欠点があります。
重いので片手で持ってもう片手で刺すなんて無理です。
しっかりした台が必要。ってことは、スペースも必要。
この手のフレームが日本であまり生産・普及されないのは
欧米との住宅事情の違いが原因では・・・としばしば思います。

もうひとつの欠点は、縦方向には張れるけど横方向には張れないので、
生地はあくまでも縦にしかピンとしないこと。
なので、布全体としてはそんなにきっちりピンとするわけではありませんので
精巧な刺繍にはまったく向きません。
あくまでも、もともとある程度はりのあるリネンを使用し
バッテンを連続に刺せばできる(つまりさほど精巧なテクニックは要らない)
クロスステッチ向きだと思います。

そして、いつも愛用のシッティングフレーム。
P1165214.jpg
こちらはよりポピュラーですよね。
シンプルながら優れもの。
こちらはあまり場所をとりませんし、布のセットも簡単です。
しかもどの方向にもきっちりテンションがかかるので、きちんとピッと張れます。
よく「丸い跡が布に残る」と言われますが、仕上げの洗いとアイロンをきちんとやれば
そのようなことはありません。
少なくとも私はそれで困ったことはない。
また、枠より大きな作品を制作するときには、刺した部分が枠に挟まると
ステッチがつぶれてしまう、という意見もあります。
え〜と、私は気にしてません・・・えへへ。
仕上げのアイロンである程度までは対処できるし、
大きい作品ばかり刺すので、飾った際に正直そこまで細部は見えないと思っています。
あくまでも個人がどこまでこだわるか、ということですよね。
一方で、サテンステッチやゴールドワーク、ビーズ刺繍など、
ふっくら感が大切な技法やかたい素材を使う場合は、もちろん枠内サイズの作品しかできません。
枠内サイズであればしっかり張れるのでいろいろな技法に使えると思います。

画像の愛用品は、やはりイギリスから取り寄せたと記憶しています。
大・中・小のフレームが付いていて取り換えられるのが気に入りました。
大きいサイズは30センチくらいあって、応用がきく点も良いです。
別の作品を同時に進めているときに、枠ごとつけかえられるのも便利。
私の身長ではバーが長すぎるのでノコギリでカットして使っています。


一番良いのはどれか、と言えば、
家で小さな作品を作る、もしくはクロスステッチであればサイズを問わず
丸いシッティングフレームだと思います。
手軽でしっかり張れて、場所もふさぎません。

大きい作品をきちんと張れるのは、一番上の枠です。

スクロールフレームはあくまでも「便利グッズ」かなあ。
でも、大きなクロスステッチ作品を見渡しながら刺せるのはやっぱり楽しいです。
しっかり場所がとれて、セットする台や糸やチャートもうまくセッティングできれば
かなり使い勝手が良いと思います。
私も、今回のサンプラーには使おうと思います。
(しばらく横幅がおさまらないサイズの作品だったので、使っていなかった・・・)。


ちなみに、刺繍ジュエリーはもともと張りのある合皮スウェードを使っており、
なおかつかなりとり回しがきかないと出来ないので、刺繍枠は使いません。

というわけで長くなりました、
思わず情熱的に語ってしまった刺繍枠の話でした。
道具って楽しいですねえ。

| chigu | オートクチュール刺繍のこと | 19:50 | 昨年の記事 | comments(0) |
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